こどもゆめ基金助成活動 親子体験学習 第44回ミクロの生物観察会

手作り顕微鏡


電子顕微鏡観察のあとは,身近な材料で簡単に作れる「手作り顕微鏡」を作ってみましょう。作り方は非常に簡単です。講師がていねいに教えますので,ぜひこちらもご参加ください。

手作り顕微鏡には次のような3つのコースがあります。いずれのコースも材料と工具はこちらで用意します。所用時間は30分程度です。

基本的に「A)基礎コース」から順に「B)初級コース」「C)中級コース」と進んでください。(他のイベントなどで該当するコースの顕微鏡を作ったことがある方には相談に応じます)。これは基礎から順に手作り顕微鏡工作の発展を体験していただきたいということです。また,いきなり難しいものにチャレンジして失敗されたケースもありますので,順番を設定しました。

申し込み時に「1.手作り顕微鏡希望」と「希望コースA)〜C)」を記入してください。器材の準備の都合上,希望内容の変更は当日1週間前までとさせていただきます。

A)基礎コース(ペットボトル製)  未就学児から作って花粉や蝶の鱗粉などの標本を観察することができます.一度つくってしまえばピント合わせは簡単ですが,最初にセットした標本を観察する方式ですので観察する視野を後から移動することができません。 ものを拡大して見るという実体験ができるという点は貴重な経験になると思います.


B)初級コース(アルミ缶製)  製作は簡単ですが,小学生以上でないと観察が難しいと思います.標本の上で観察する視野を移動することができますが,ピント合わせの動作を指先の感触だけで行いますから小さい子どもさんでは難しいかも知れません.



C)中級コース(小学3年生以上対象)  準備した部材を重ねて電気ドリルで穴開け,ビスで留める形式です.  製作に多少のコツと技術が必要です.標本移動とピント合わせが別々ですから観察は初級コースのものよりも簡単です.



D)これらのコースを全て終了された方には,上級コースを用意しています. これは手作り顕微鏡の3コースを全て終えた方のためのサービス企画です.  原則として手作り顕微鏡の3つのコースを終了していない方は受け付けられません. 申し込み時に「上級コース」と記入していただき,受付後に担当者とメールでご相談いただきます.  担当者から具体的な内容のリストを差し上げますので,ご希望を担当者にご連絡ください. なお「製作物,実験の内容」の変更なども時間と器材の許す範囲でご相談に応じます. a.光学顕微鏡技術(顕微鏡標本作成,顕微鏡写真撮影など) b.形態学(顕微鏡で生物標本を観察,学習する) c.電子工作(手作り顕微鏡で使えるLEDライト,電子オルゴール,センサ応用スイッチなど) d.科学実験・工作(手作り防災用品など) 現時点で合計60コースほど用意してあります. いずれも30分ほどで完成できるように設定してあります.





                                            顕微鏡の作成風景(基礎コース)