水産化学

水産利用学

水産生物化学

水産食品保蔵学

食品製造管理学

水産資源化学

食品衛生管理学
















■担当者:塚正 泰之安藤 正史、伊藤 智広

教育目標
 魚介類を有効利用するためには、その化学成分の変化に基づく品質の判定が必要であり、また、その生化学的性質をも把握しておくことも重要である。
 本実験では、魚介類の水分、タンパク質、脂肪などの一般成分、ならびに還元糖、アミノ態窒素、揮発性塩基窒素など諸成分の定量原理および基礎的な測定手法を理解させるとともに、魚肉タンパク質の生化学的ならびに食品学的分析に関する、より高度な知識・技術を修得させることを目標とする。


テキスト
 化学実験テキスト(水産利用学研究室 編)


参考書
 京都大学農芸化学研究室 編 農芸化学実験書 (1〜3巻) 産業図書 / 吉中禮二・佐藤守 編 水産化学実験法 恒星社厚生閣


関係する科目
 水産化学水産生物化学水産利用学水産食品保蔵学


試験
 実施せず。


成績評価
 出席(20%)、実験態度(40%)、レポート(40%)により総合的に評価する。なお、欠席は原則として認めないが、欠席届を提出し、やむを得ない理由であると認められる場合に限り3回まで欠席を認める。この条件に該当しない欠席は、いかなる場合も単位取得を認めない。出席とはその授業への参加に加えて、課題レポートの提出をもって初めて認められる。
 実験態度の評価の内訳は、洗浄を含めて器具の取り扱いが正しくできる(10%)・化学実験の危険性を理解している(10%)・実験操作が正しくできる(20%)である。また、レポートの評価の内訳は、濃度などの化学計算が理解できている(10%)実験結果を正確にまとめ、それに基づいた考察ができる(30%)である。



授業内容とスケジュール
1 実験に関する諸注意、器具の使用法、基本的な濃度計算
2 水分・灰分・脂質定量準備、粗タンパク質(分解)
3 水分・灰分・脂質の定量、ケルダール蒸留、塩分・アミノ態窒素の定量1
4 水分・灰分・脂質の定量、ケルダール蒸留、塩分・アミノ態窒素の定量2
5 ケルダール蒸留、塩分・アミノ態窒素の定量
6 チロシンの比色定量
7 水溶性タンパク質の比色定量
8 ペプシンによるタンパク質分解の検出
9 イオン交換樹脂によるイカ肝臓カテプシンDの部分精製およびその活性の測定1
10 イオン交換樹脂によるイカ肝臓カテプシンDの部分精製およびその活性の測定2
11 ゲルの火戻りとタンパク質分解の検出(比色法)
12 ゲルの火戻りとSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法
13 官能検査による食品の品質評価、電算室実習、文献調査演習


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