水産化学

水産利用学

水産生物化学

水産食品保蔵学

食品製造管理学

水産資源化学

食品衛生管理学












水産化学

■担当者:伊藤 智広
 講義で不明な点があれば、講義中または終了後に質問してください。また、オフィスアワーに質問内容を整理して、部屋(研究棟4F 2409室)に来てください。
 また、講義のやり方(声の大きさ・黒板の文字の大きさや消す早さ・講義の進行速度・プリントの内容など)で希望があれば、遠慮なく申し出てください。レポート・小テストの最後の部分に書いてもらっても結構です。
 レポート・小テスト・定期試験の返却を希望する学生は申し出てください。採点等の時間が必要なので、返却は提出または試験の1週間後から8日間(つまり、提出または試験後15日まで)とします。解答は部屋(研究棟4F 2409)前に掲示します。


教育目標
 私達は外部から栄養素を恒常的に取り入れ、生命活動を営んでいます。それゆえに、健康を支えるのは毎日の食事です。食品には、@エネルギー源となる栄養素A体の組織を作るのに必要な栄養素B体内の生理機能を調節する栄養素が含まれています。本講ではこれら栄養成分が、どのような構造をし、どのように生体で機能するのかについて、食品化学的観点から魚貝類、藻類など水産資源を中心に解説します。また,魚介類を構成しているタンパク質,脂質の種類と構造についても概要を説明します。

テキスト
 なし。講義資料としてプリントを配布する。


参考書
 現代の食品化学(並木満夫編、三共出版)、水産生物化学(山口勝己編、東京大学出版会)、水圏生化学の基礎(渡部終五編、恒星社厚生閣)、水産食品と栄養(鴻巣章二編、恒星社厚生閣)、水産動物の筋肉脂質(鹿山 光編、恒星社厚生閣)、海産有用生理活性物質(安元 健編、恒星社厚生閣)、水産物のにおい(小泉千秋編、恒星社厚生閣)、 魚肉の栄養成分とその利用(竹内昌昭編、恒星社厚生閣)、海洋生物のカロテノイド―代謝と生物活性(幹渉編、恒星社厚生閣)、水産脂質―その特性と生理活性(藤本健四郎編、恒星社厚生閣)、魚貝類筋肉タンパク質−その構造と機能(西田清義編、恒星社厚生閣)

関係する科目
水産生物化学、水産利用学、水産食品保蔵学、水産資源化学、食品製造管理学、食品衛生管理学


試験
 課題(毎回)、定期試験


成績評価
 課題、定期試験により総合的に評価する。



講義内容
1 講義の概要説明、食品製造と食品化学
2 食品成分1:水分
3 食品成分2:炭水化物
4 食品成分3:脂質
5 脂質の酸化
6 食品成分4:タンパク質
7 食品成分5:ミネラルとビタミン
8 食品成分6:色素、香気成分
9 水産物の成分について:魚類1
10 水産物の成分について:魚類2
11 水産物の成分について:魚類3
12 水産物の成分について:甲殻類、貝類
13 水産物の成分について:藻類
14 水産物の成分について:低分子化合物
15 定期試験


達成目標
 受講者は、この授業を履修することによって、各食品成分(水分、炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミン)に関する化学的知識について理解し、魚介類を構成しているタンパク質、脂質等の構造やその機能性に関する知識を修得できます。

評価基準
 各食品成分の構造、機能が理解できている(50点)
魚類のタンパク、脂質、その他成分について理解できている(20点)
甲殻類の成分について理解できている(10点)
藻類の成分について理解できている(10点)
各種水産物の低分子化合物の種類と機能について理解できている(10点)


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