水産化学

水産利用学

水産生物化学

水産食品保蔵学

食品製造管理学

水産資源化学

食品衛生管理学












水産食品保蔵学

■担当者:安藤 正史
 講義で不明な点があれば、講義中または終了後に質問してください。また、オフィスアワーに質問内容を整理して、部屋(研究棟4F 2412室)に来てください。
 また、講義のやり方(声の大きさ・黒板の文字の大きさや消す早さ・講義の進行速度・プリントの内容など)で希望があれば、メール等で知らせてください。レポート提出の際に書いてもらっても結構です。


教育目標
 近年、流通あるいは冷蔵技術の発達により、きわめて鮮度の良い水産物が国内のみならず、国外からも消費者の元に届くようになってきている。鮮度の良し悪しは、生の食品として消費される時ばかりでなく、水産物を加工利用する際にも、製品の品質に大きく影響するため、鮮度保持あるいは、鮮度の評価基準に対する注目が高まっている。
 タンパク質、エキス・脂質等も鮮度指標として利用されているが、本講義では、魚類の鮮度指標として利用されている死後硬直と、筋肉の物性の変化を題材として取り上げ、その機構をタンパク質科学的研究を行うにあたり、必要な基本的分析技術に関する解説を行い、研究活動において、必要な基礎的知識および、思考法の修得を目標とする。


テキスト
 なし。講義資料としてプリントを配布する。


参考書
 須山三千三・鴻巣章二 編 水産食品学 恒星社厚生閣 / 山中英明 編 魚類の死後硬直 恒星社厚生閣


関係する科目
 水産生物化学、水産化学、水産利用学、食品衛生・管理学


試験
 定期試験(2月)


成績評価
 成績評価、出席状況、定期試験、レポートにより総合的に評価する。



講義内容
1 ホームページからのレポートの提出方法、レポートの評価方法の説明
2 官能検査と味覚センサー
3 狂牛病と魚との関連
4 筋収縮の機構
5 魚の死後硬直と貯蔵温度
6 冷蔵中の魚肉の軟化現象
7 軟化現象とコラーゲンとの関わり
8 コラーゲン分解調節の異常、ガンと食品脂質との関連
9 コラーゲンに関わる疾病、食生活からの予防
10 コラーゲンを利用した商品開発
11 魚介類の氷温貯蔵 原理と応用
12 冷凍の原理と問題点
13 魚骨の利用方法
14 遺伝子組み替え食品と水産業
15 食品の水銀汚染の実態


達成目標
 基本的な知識を身に付けるだけでなく、それらを使いながら独自の視点を持てるようになること。


評価基準
 定期試験は知識を問い、レポートは文章の正確さを基本として、いかに独自の案を作り出せるかを重視する。



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